映画の聖地、シネマテーク・フランセーズ
映画遺産の保存、修復、配給を目的とした私立文化施設で、4万本以上の映画作品、映画に関する資料、物品を所有している映画博物館です。
1935年に古い映画の上映プリントの収集をしていたアンリ・ラングロワとジョルジュ・フランジュが、セルクル・デュ・シネマ(Cercle du cinema)というシネクラブを作ったのが始まり。
1936年9月2日、ポール=オーギュスト・アルレの財政的支援で、ラングロワ指揮の下、シネマテーク・フランセーズが設立。フィルムのみならず、カメラ、ポスター、出版物、衣装、装飾、セットなど、映画に関するあらゆる物品の収集も始まります。
シネマテーク・フランセーズに通った者から、フランソワ・トリュフォー、ジャン=リュック・ゴダール、ジャック・リヴェット、エリック・ロメール、シュザンヌ・シフマンなど、数々の伝説的な映画監督が登場しています。
2005年2月、多くの映画愛好家たちに惜しまれつつ閉館しましたが、2005年9月28日ベルシー公園の隣りに、建築家フランク・ゲーリー設計の旧アメリカンセンター跡の建物に、最新の設備を備えて再び開館しています。
最新設備を誇る 4つの上映ホールがあり(オープン時間 12:00~19:00(木曜は22:00、日曜は20:00まで)、それぞれ特集上映を行っています。
また、映画をテーマにした常設展示「Passion Cinema」では、世界で最初の映画コレクター、イギリス人 Will Day による 1900年~1936年にかけてのコレクション、シネマテーク創設者アンリ・ラングロワおよびロッテ・アイズナー、メリー・メールソンの3名のコレクション、国立映画センターによるコレクションを、随時、入れ替わり展示しています。
シネマテークと隣り合わせの建物には、フィルムライブラリー( BiFi )があり、図書室、画像資料室、研究者のための専用スペースがあります。
Cinematheque Through the Trees / Ewan-M
cinematheque Francaise, quartier de Bercy (PARIS,FR75) / jean-louis zimmermann
Original production still from Metropolis at the Cinematheque Francaise in Paris / Caspy2003
シネマテーク・フランセーズの概要
- 正式名称
- シネマテーク・フランセーズ / Cinematheque Francaise
- 住所
- 51, Rue de Bercy 75012 Paris
- 交通アクセス
- メトロ6・14号線のベルシー(Bercy)駅下車、徒歩約5分。
- Tel
- 01 71 19 33 33
- 開館営業時間
- 月・水・金・土曜:12:00~19:00。木曜:12:00~22:00。日曜:10:00~20:00
- 休業日
- 火曜、8月第3週
- 公式オフィシャル・サイト
- la Cinematheque Francaise フランス語